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  3. 2011年3月

膝蓋骨脱臼 GradeⅣ

はじめまして、小滝橋動物病院の獣医師の玉野です。このブログでは当院における出来事や手術症例などをご紹介していきたいと思っています。
今回は膝蓋骨脱臼GradeⅣの症例をご紹介します。

膝蓋骨というとあまり聞きなれないかもしれませんが、膝のお皿といえばピンとくる方も多いのではないでしょうか?膝蓋骨とは、この膝のお皿のことなのです。人間と同じように犬や猫も膝のお皿を持っています。この膝蓋骨は大腿骨の滑車溝という溝と膝蓋靭帯と大腿四頭筋と共に膝の曲げ伸ばしをスムーズにするための重要な役割を担っています。この膝蓋骨が滑車溝から外れてしまうことを膝蓋骨脱臼といい、小型犬では内側に脱臼する膝蓋骨内方脱臼が多くみられます。
膝蓋骨脱臼の多くは遺伝的に滑車溝が浅いこと等によって起こると言われています。膝蓋骨が脱臼すると痛みのため脱臼している足を上げて歩行するなどの症状が現れます。また、若い動物に膝蓋骨脱臼が起こると膝にねじれの力が加わってしまうため、正常な骨の成長ができなくなってしまい歩行に異常をきたしてしまうこともあります。
膝蓋骨脱臼の程度は、以下のような4段階で評価されます。

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